2020年04月23日

新型コロナ騒動の禊ぎの2年間で日本人が気づくこと

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人類の歴史でときどき大きな変革が生じます。今回の新型コロナ騒動は、そのひとつになります。

今日は、令和2年4月23日です。政府の緊急事態宣言が4月7日に出されてから、2週間あまり。5月6日までと、一応のめどが示されています。しかし、政府の意図や医学的な対抗策とは関係なく、この騒動の禊ぎに2年間が必要です。

新型コロナウイルスの人類への強力な攻撃性をみるにつけ、人類にマッチしたものだと想像ができることでしょう。人類の邪悪な想念が作り出したものなので、強烈に人間に作用するのです。

現在、それを敵として、人類は立ち向かっています。しかし、本質は、人類の想念が、現実的に人類を襲っているので、新型コロナウイルスに対抗している間は、終息しません。おのれの一部だと理解すると、霧散するのです。

誰もが、自分の存続を賭けて、都合のよいように考えたいのです。ですから、現在、人類に課せられた禊ぎにも、相応の時間が必要です。数週間でこれまでの自分を諦める潔さがあるなら、もう少し居心地の良い世界だったことでしょう。

私たち自身の思いとは関係なく、宇宙の流れが、すでに人類に新たなものを示してきているのです。これまでかかって作ってきた人類の価値体系の誤りが削がれるのです。

すでに新たな時代にマッチしている人たちやマッチできる人たちは、新しい時代の到来を待ち望んでいたことでしょう。多くの人たちが、心の時代と唱えながら、現実の世界で、われよし、お金の亡者となっていたのです。外出自粛要請は、それらを根底から突き崩しました。新たな時代の暮らしを予見させるものです。

「令和」になって、突然、生じたこの世界的な事態を収束させ、新たな時代の先駆になるのは、日本かもしれません。改元は、時空の統治の変化をあらわします。「令和」がもたらすであろう輝かしい時代のために古い時代の殻を脱ぎ捨てなければならないのです。その混乱が、現実に起きているのです。

また、日本で「新型コロナ」と呼び習わしているウィルスの名称は、太陽の表面の100万度にもなるガスのプラズマであるコロナに由来します。太陽以外の恒星にも存在が確認されていますが、人類には太陽を思い起こさせるものです。また、コロナは、「クラウン(冠)」の語源でもあります。この騒動は、日の本、日本に関わっていて、今後の日本に大きく関係しているのかもしれません。これまでの価値体系ではない新たな世界観を日本が先駆的に指し示すことになるのかもしれません。

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272447によるPixabayからの画像
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2014年01月17日

平成二十六年 阪神淡路大震災、東日本大震災 追悼の集い式辞(文化国家、日本の創成--物財から知財へ)

「平成二十六年 阪神淡路大震災、東日本大震災 追悼の集い式辞(文化国家、日本の創成--物財から知財へ)」全文を掲載しました。

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本日ここに、阪神淡路大震災、東日本大震災追悼の集いを執り行うにあたり、それらの震災や津波でお亡くなりになりました併せて二万六千人の方々の御霊(みたま)に対し、謹んで哀悼の意を表します。そして、今なおその後遺症に苦しんでおられる方々に対し、心からお見舞いを申し上げます。

十九年前の今日、一月十七日の早朝の地震により、阪神間から淡路にかけて多くの被害がありました。多くの家屋やビルディングが倒壊し、多くの方々がお亡くなりになりました。お亡くなりになった方の多くが、家屋や家具の下敷きになり、あまりに短い時間のうちに圧死されています。また火災に巻き込まれ、お亡くなりになった方も多くいらっしゃいます。

阪神淡路大震災で、兵庫県は、創造的復興を目標に都市改善を進めました。人と防災未来センターに財団法人ひょうご震災記念二十一世紀研究機構があり、そこに「市民による追悼行事を考える会」の事務局が置かれています。わたくしも「市民による追悼行事」の呼びかけ人をさせていただいています。

震災時、私自身も震源に近い神戸の中央区に住んでいました。建物は無事だったものの、部屋の中に整然と並んだ精一杯に生きた証が、震災で崩れ落ちたのです。私は、肉体的には無傷(むきず)でした。しかし、社会のなかで組み上げた価値が崩落し、生きることの意味を失わせたのです。そばにいる友人の支えで、死の誘惑からまぬがれました。翌日には、神戸をあとにし、出雲、津和野で三週間を過ごし、その後、二年間、明石でお世話になりました。言い尽くせぬ感謝です。

自分の拠り所を離れて、暮らさせていただきながら、生かされることでしか生きられないことに気づかされたのです。人は、神に見守られ、人に支えられて生きるのです。生かさせていただく幸せは、周囲の人さまの尽力のたまものです。

阪神淡路大震災の後すぐに、ご神前に供えた食べ物を、震災でお亡くなりになった霊体の方々にお供えしました。霊体の方々が群がるようにお越しになりましたが、人の姿とは思えぬお姿を見せられた方もいらっしゃり、驚くばかりでした。

お亡くなりになった方々の慰霊や供養は、生きている私たちにとって、価値ある活動です。神域での慰霊を神計らいによって執り行わせていただけることで、私たちの祈りが、まっすぐに霊体に働きかけます。ここには、お亡くなりになった方々が、お喜びになる配慮があるのです。そして霊体の方々にお喜びいただくことは、生きている私たちが、これから心地よく過ごさせていただく糧なのです。

平成二十三年の三月十一日の午後に宮城県沖を震源とした日本の観測史上最大の規模の地震と、それによって生じた大津波で、多くの方が水死などでお亡くなりになり、また行方不明となられています。また原子力発電所の大きな事故を引き起こしました。

東日本大震災では、ソーシャルメディアを含む世界中のメディアが、私たちの誇るべき特質を伝え、私たち自身がそれに気づかされたのです。東日本大震災の被災者の我慢強さが、日本中に、そして世界中に印象づけられました。それは、一人ひとりが独立しているのではなく、その全体に人智の及ばない配慮があって、周囲の人たちと共同体を形成していることを知っているからです。

ここ、兵庫県姫路市において、本日の集いに臨み、私は、大きな自然災害によって生じた大きな苦難の解決が、どなたにとっても難しく、今後、大きな苦難を招かないように、また不測の事態によって負った心の傷を、どなたもが安心して治癒できる社会の実現に取り組む必要を再確認しました。

明治以降、日本は、世界に伍して物財の豊かさを求め、成功しました。近々では、経済は、昭和から平成に移るころがピークになりました。平成七年の阪神淡路大震災で、経済の陰りを見せ、東日本大震災で日本の工業社会にとどめを刺しました。資源エネルギーの多消費のつまづきは、私たちが気づいていた心の傷みを明らかにしただけなのかもしれません。貴い犠牲を日本の未来に活かすために、私たちは、先人のたゆむみなく努めて得た知財を無駄にすることなく、日本の文化的社会の創成によって心ゆたかな社会の実現に勤(いそ)しみ勤めることを、御霊(みたま)の前にお誓い申し上げます。

終わりに、阪神淡路大震災と東日本大震災でお亡くなりになられた方々のご冥福と、ご遺族並びに被災者の方々の今後のご多幸を心からお祈りし、併せて参列者並びに関係者の皆様方のご健勝をご祈念申し上げます。

平成二十六年一月十七日
修生会 会長 中澤鳳徳
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2013年01月01日

「平成二十五年元旦大祭式辞」特別な国「日本」で最高文化国家建設と世界平和に寄与する

平成二十五年元旦大祭式辞

平成二十五年の新春を謹んでお慶び申し上げます。

年の初めの大神様へのご挨拶を皆さまとともに述べさせていただけましたことに、感謝いたします。

今年一年のご守護を賜れますようわたしたちのそれぞれが志を新たにする祀りごとになったことと思います。

昨年九月にご案内した「なかよし祈祷のお勧め」で、多くの皆さんになかよし祈祷をご活用いただきました。こっそり申し込まれただけでも、相手の方がお幸せになり、申し込まれた方と仲良くなり、あるいは、申し込まれた方もお幸せになられたことなど、嬉しいご報告をたくさんお聞かせいただきました。ありがとうございました。どなたさまでも気軽に使っていただけるご祈祷ですのでご活用ください。

皆さんにとって昨年はどのような一年だったでしょうか。お一人おひとりの運気に左右されるばかりではなく、世間全体の流れと同期する部分もあります。この現実の世界は、私たちの本源、霊的な世界と密接にリンクしています。人類、そして皆さんのお一人おひとりの魂の成長にふさわしい現実が用意されるのです。ですから、私たちは、世界の流れを知って私たち自身を磨いていく道しるべにすることができるのです。

昨年の干支(かんし)は、壬辰(みずのえたつ)でした。それは大きな力を秘めている種子ができ、草木が伸び始めようとすることです。また、外部から大きな災いが降りかかる意味を持っています。各国の関係が変わり、それが禍(わざわい)となることも説明しました。

政治的には、一昨年、多くの国で長期独裁の政権が崩壊し、続く昨年、日本、中国、北朝鮮、韓国、その他多くの国でトップが交替し、あるいは交替が決まりました。その時期に、近隣国での対立が噴出しました。

また、自然界の海や大地に眠る秘められたモノが注目を集めると、昨年、説明しました。山中教授は、細胞を受精卵に近い状態に戻し、自在に分化できるiPS細胞を作製し、それによってノーベル生理学、医学賞を受賞しました。

また一方で、中国が尖閣諸島の領有を主張するのは、海底資源である石油・天然ガス、レアメタルに注目してのことだといわれています。また中国はレアアースの日本への輸出を制限しました。それらは、日本にとっては、外部からの災いであり、海や大地に眠る秘められた物に注目することにもなったできごとでした。
 
年が改まって、今年は、良い年であってほしいと、どなたもが願っていらっしゃることと思います。

平成二十五年は、五黄土星が中宮で、癸巳(みずのとみ)です。一見すると穏やか、あるいは方向が見えにくいながら、荒れ狂うような破壊的なことが生じやすい年です。天候、天災や事故や紛争で多くの人命が奪われるかもしれません。また巳(へび)は再生の象徴、新たな何かが生まれる時期です。癸(みずのと)は、生まれたての子供が足をばたつかせている様子です。

ですから、多くの国でこれまでの問題の解決を図ろうとしますが、進展しにくいことになります。たとえば、日本の政治も、トップの掲げた方向に、世相は意外にも抵抗することになります。そのストレスは、経済も停滞させます。個人にも似たような状況が現れやすくなります。努力にもかかわらず、停滞しているかの状態は学びに繋ぐことができます。

私たちは、この国、日本に特別な縁があって集(つど)っています。日本は、特別な国です。現在、世界におよそ二百の国があります。有史以来、国家が絶えることなく現在までつづいた唯一の国が日本です。それぞれの民族や国家は、その時期に応じた役割を果たしてきたのです。さらに、かつてどの民族にも神話がありました。その神話の神々が、今日の私たちにまで連綿と歴史をつないでいる希有な国の一つが日本なのです。

真理に基づく人類の普遍的な価値や叡智を、私たちは、この修生会で受けることができます。当会の「大憲章」にある「日本の最高文化国家建設と世界平和に寄与することを目的と」しての活動に、お集まりの皆さんは参画することができるのです。

現始大神様の下(もと)においでの会員の皆様方のおひとりおひとりに偉大な配慮と託された役割があります。そのお計らいに感謝し、どなたもが安心立命と世界人類の平和の実現のために努力精進させていただきたいものです。

新しい年を、皆様方とともに神様のご守護を受けて、健やかで、幸多き日々に過ごさせていただくことができますように心よりお祈り申し上げます。

平成二十五年元旦
          修生会会長 中澤鳳徳
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2012年04月03日

人類は意識の変革を迫られている(「平成二十四年開祖生誕祭式辞」の抜粋)

この地上に降り立ったどなたもが、なみなみならぬ試練を課せられます。それは一方では、ご自身の魂を磨くためであり、他方では、神さまの世界から期待される地上世界を構築するためです。

昨年三月の東日本大震災も、人類に課せられた大きな試練の一つです。地震、津波、そして原子力発電所のトラブルで、世界中を震撼させました。

その未曽有の災害に被災された皆さまと、そのご家族の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。またお亡くなりになられた皆さまのご冥福をお祈りいたします。そして復旧、復興にご尽力いただいている皆さまのご活躍をお祈りいたします。当会でも被災地の皆さまのために祈り、また節電や義援金を配慮いたしました。

開祖様は、生前に原子力発電が人類に良くないとおっしゃっていたと聞きました。人類が扱いかねるテクノロジーだったことが、今になって分かるのです。

いかなる世情にあっても、私たちは、いつでも地上に顕現する計らいを真摯に受け止めなければなりません。そして大きな災害は、人類の歴史の方向を大きく変えることになります。

新たな価値体系をもったまったき方々、まったき企業、まったき国家が活動を始めようとしています。新たな秩序の構築は、これまでの当然の人類の意識の変革を迫り、政治的には政策ではなく体制に及びます。経済的には拡大から縮小へ、そして文化は、物質的富裕から精神的富裕へと変化しようとしているように見受けられます。産業革命以降の価値が崩れ、新たな価値の体系が構築されるために、社会の大きな混乱を生じます。

真理に基づく人類の普遍的な価値や叡智を、この修生会で受けることができます。当会の「大憲章」にある「日本の最高文化国家建設と世界平和に寄与することを目的と」しての活動に、お集まりの皆さんは参画することができるのです。

現始大神様の下(もと)においでのおひとりおひとりに偉大な配慮と託された役割があります。そのお計らいに感謝し、会員のどなたもが、ご縁のある皆々様に対して分け隔てなく手を差し伸べ、一人ひとりの安心立命と世界人類の平和の実現のために努力精進させていただきたいものです。
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(中澤鳳徳)平成24年4月1日
開祖生誕祭式辞全文 http://syusei.or.jp/news/581
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2011年08月27日

家業や政権は代数によって役割があるので、次の政権も予測できます

江戸時代と呼ぶ徳川政権の時代は、15代続きました。「中国算命学 近未来大予測(清野芝香著 平成11年)」によれば、1ブロックは5代で一巡します。方位で言うと、西、北、東、南、中央となります。それぞれの代数の役割があって、それを果たすのです。初代である創業者は、創業者の役割、ということです。5代目でその5代の幕引きをするということなのです。

徳川将軍の方位を示すと次の通りです。

西 
初代  家康(いえやす)
6代   家宣(いえのぶ)
11代  家斉(いえなり)


2代  秀忠(ひでただ)
7代  家継(いえつぐ)
12代 家慶(いえよし)


3代  家光(いえみつ)
8代  吉宗(よしむね)
13代 家定(いえさだ)


4代  家綱(いえつな)
9代  家重(いえしげ)
14代 家茂(いえもち)

中央
5代  綱吉(つなよし)
10代 家治(いえはる)
15代 慶喜(よしのぶ)

それぞれの方位に位置する将軍の果たした役割が似かよっています。

天主座法による最高権力者の役割
各代  方向  天与の役割     特徴
1代 西方在位 新しい出発、創業  改革、新機軸
2代 北方在位 次の代への中継ぎ  展開、知性型
3代 東方在位 出発点の現象強化  安定、守備型
4代 南方在位 次の代への中継ぎ  華美、大衆型
5代 中央在位 出発点の時代終了  集結、権力型
清野芝香著「中国算命学 近未来大予測」p35 平成11年

さてひるがえって、現政権は、明治政府以降、何ブロック、何代も経(へ)てきています。

麻生太郎首相が、中央、
鳩山由紀夫首相が、西、
そして、このブログを書いている現在、管直人首相で、北。

次の首相は、算命学では、東で、その役割を果たすことになるのです。
posted by ほうとく at 10:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史の潮流 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする