2021年10月25日

リッカルド・ムーティの挑戦

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写真 https://en.wikipedia.org/wiki/Riccardo_Muti

世界的に知られる指揮者、リッカルド・ムーティは、シカゴ交響楽団の常任指揮者だ。今年(2021年)、80歳。2022年度(2023年)まで契約は延長された。

ムーティには、芸術的な妥協がない。それが、意固地でもなく、清々しい。だから、多くの楽団、演出家、音楽家とトラブルが生じても、新たな場での活躍が用意される理由なのだろう。

彼は、イタリア人で、バーリ音楽院でピアノを専攻していた。音楽院オーケストラの公演で、予定していた指揮者が病気で演奏ができなくなった。ムーティが代役に抜擢されたが、彼は不安で一度、辞去している。しかし、簡単な拍子の振り方だけ教えられ強引に任された。そらが素晴らしい演奏になった。

チェリビダッケは、「音楽は『無』であって言葉で語ることはできない。ただ『体験』のみだ」「始まりの中に終わりがある」と語る指揮者で、他の指揮者を高く評価しないかったが、リッカルド・ムーティについては、「恐ろしく無知だが」「才能がある」と認めた。チェリビダッケが才能を認めたのはムーティだけだと言われている。

ムーティは、1971年に、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1977年以降は「フィルハーモニア管弦楽団」)の首席指揮者に就任して以来、ロンドンには長く関わっている。しかし一部メディアが反ムーティを掲げて、聴衆の一部も反ムーティを激化させた。2005年にはスカラ座共同参画でロイヤル・コヴェントガーデン歌劇場に初登場する予定であったが、演出家と対立してキャンセルした。メディアは、さらにムーティ攻撃を強めた。2006年にフィルハーモニア管に登場したのち、2009年までフィルハーモニア管弦楽団演奏の機会がなかった。

フィラデルフィアの音楽監督に1980年に就任した。ポスト、カラヤン争いで候補に挙がったが、激務を理由にフィラデルフィアの音楽監督を1992年に辞任。

1986年、スカラ座の音楽監督に就任する。椿姫は、カラヤン以降上演されていなかったが、ムーティが上演した。彼は、ブーイング集団を秩序維持のために場外に追いやり、一部常連客らとの対立もした。2005年に、スカラ座の管弦楽団員と職員の投票により圧倒的多数で不信任を表明され、辞任した。

スカラ座辞任直後にシカゴ交響楽団に客演を要請され、その後、楽団のメンバーから多くの手紙や署名が届けられ、2010年からの音楽監督就任を決心した。就任前の2009年1月のコンサートで、人気が過熱した。支援者のチケットの入手が困難になって失望させた。そこでムーティは前例のない「スポンサー限定公開リハーサル」を実施して難局を乗り切った。

彼は、シカゴ交響楽団に期待されている演奏を理解して、指揮をしている。楽団を指揮しながら、自分自身を導いている。

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2018年07月01日

プラド美術館展を観に行ってきました

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兵庫県立近代美術館でプラド美術館展が催されています。ご配慮をいただき、鑑賞の機会を得ました。感謝です。ベラスケスなどの作品が来ています。なかなか見応えがありました。
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2018年06月18日

マミーブラウンを埋葬したバーン・ジョーンズ

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マルタン・ドロリング wikipediaより

きれいな茶色があります。ピンクがかった透明感のある茶色で、マミーブラウンと呼ばれます。ラファエル前派でよく使われた絵の具の色です。ラファエル前派は、19世紀の中頃、ヴィクトリア朝のイギリスでの活動で、宗教的秘密結社のようにもみえます。

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エドワード・バーン・ジョーンズ wikipediaより

マミーブラウンの当時の材料は、エジプトのミイラでした。それを知ったエドワード・バーン・ジョーンズ(1833年-1898年)は、鉛のチューブに入ったマミーブラウンの絵の具を芝の庭に埋葬しました。彼は、神学を学んでいましたが、聖職者になるのをやめて、友人のウィリアム・モリスの影響で、画家になりました。

来世のためにミイラにした方々の思いを、マミーブラウンを使ってきた人たちも、埋葬した人も、敏感に感じたのかもしれません。
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2016年09月29日

2016兵庫県写真作家協会展に行ってきました

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昨日、第49回兵庫県写真作家協会公募展 2016兵庫県写真作家協会展に行ってきました。30年来の友人が今年も案内をくれました。感謝です。

いつもの通り力作揃いでした。10月2日までです。

主催:兵庫県写真作家協会、神戸新聞社
会場:兵庫県立美術館 ギャラリー棟3階
10:00〜18:00 (10/2は15:00まで)
posted by ほうとく at 17:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 芸術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月15日

シャルル・アズナブールさんの歌声

シャルル・アズナブールさんは、すでに92歳だそうです。わたしが聴いてたころは、レコードだったわけですが。


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