世間には、魅力的な女性がたくさんいます。美人、才女、料理が得意、ファッションセンスがあるなどなど。ところがけっこう未婚だったりするのです。
世の男性の目は節穴か、と魅力的な女性はお怒りです。じつは、男性が結婚の相手に求めているのは、そうした魅力ある女性に怖じ気づいているのか、「ふつうの女性がいい」とのたまっています。これがミスマッチの原因です。「際立つ魅力はなくてもいいから、一通りこなしてくれればいいよ」ということなのです。そうした女性は、すでに結婚しています。
魅力的な女性がオールマイティーに魅力的なのではなく、家事が嫌い、金銭感覚がルーズ、常識的ではない、性格がきついなど問題があることがよくあります。
未婚の男性の目は節穴ではなく、「ふつう」の水準が高すぎるのです。マッチングのためには、男性が「身の丈に応じて」「ふつう」の水準を下げるか、何か問題のある女性を選ぶことです。後者の場合、魅力的な部分を持つ女性であるかもしれません。
では、女性の側でマッチングをとるにはどうしたら良いのでしょうか。男性の希望に従って「ふつう」に見せるために魅力的な部分を見せないように努めるか、ふつうにできるだろうと期待されていることを一通りできるようにすることです。
あるとき不細工な男性がデートに誘ったりします。
女性の方は、職場でも高嶺の花だったりして、言い寄る男もおらず。
他に誘いも無いので誘いに乗ってしまいます。
で、何度かデートして「他に好きだと言ってくれる人もいないし..」結婚したりします。
男性は、不細工で性格も悪くて、そんな自分と良い女性が結婚するわけ無いと思うわけです。
それで、自分なりのバランスをとるため、この女は顔はいいけど他はダメと決めつけます。
女性の才能を片っ端から否定。
女性が反論すると「お前は想像の世界で生きている」などと言います。
不細工な男性は、女性に我慢を強いるのですが、出来が悪いからだと一点張り。
女性は努力しますが、
何年かたって
「お前は誰にも認められない」
と言われ、
あ、この人は私を認める事は無いな。
と気付き、別れる事を決意するのでありました。
フィクションです。