「願えば叶う」とよく聞きますが、思うようにいかないと思っている人も多いことでしょう。
「思うようにいかないことも、自分が願っていることですよ」という説明も聞かれますが、納得しにくいことでしょう。たいていの人が、願ったことをかなえたいと努力をしています。努力をしても叶わないのは、表面的に願っていることとは別に、潜在意識でブロックをかけているからです。そのブロックが、努力を無駄にしているのです。
自分が隠しているそのブロックを見つけ出せないので、願いが叶わないのです。それを見つけ出すだけで、それが解除され、願いが叶うようになります。
自分で制限をかけている内容は、自分を保護するために必要なことだったのです。自分が表面的に願っていることが叶うと、出会いたくないことがらが現れることを自分で知っていたのです。
解消してもよい時期に来たら、そのブロックを解消すればよいのです。
「彼女ができない」「彼氏ができない」「結婚できない」も「資格試験で合格しない」「ダイエットができない」も、自分でこっそり作っているブロックのせいです。
「恋人ができると」「結婚すると」「資格を取得すると」「ダイエットができると」「怠け者がそばにいなくなると」、パラダイスのように思えるのです。
それが叶わないのが、自分のブロックのせい? そんなバカな、と思われることでしょう。そこで、じっと思いめぐらせるのです。自分専用のブロックが見つかります。たいていの場合、ふつうによくありそうな理由ではありません。あまり人に言いたくない理由なのです。ですから、隠れたブロックになりやすいのです。
恋人が欲しくて、機会をうかがい、あれこれ活動するけれど、それが叶わないとすれば、「恋人は欲しいけれど」「デートで高級なレストランに誘うのは億劫だ」「居酒屋に誘われても行きたくない」、「デートでピアノの練習の時間が減るのはいやだ」「家族のことを聞かれたくない」「自分の大食いを知られたくない」ということかもしれません。
結婚したいのにできないのは、「仲の悪い両親のようになりたくない」「相手が病気になっても面倒をみたくない」「毎日、料理をしたくない」「趣味にしているオートバイの改造やツーリングを制限されたくない」などと思っているのかもしれません。
資格を取得したいのにかなわないとすると、「その仕事を任されたくない」「同僚の妬みを受けたくない」「社員になることを勧められたくない」のかもしれません。
ダイエットがうまくできずに挫折するとしたら、「好きな菓子を食べるのをやめたくない」「自分に注目が集まるのは照れくさい」「だらだら過ごせなくなるのはいやだ」と思っているのかもしれません。
ゆっくり自分を見つめて、こっそり隠れている自分のブロックを見つけると、願いが叶います。
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