2017年05月22日
自分を幸せにする
豊かさは、幸福の基礎のように見えます。ところが、豊かになって選択肢が多くなるほどに、その選択の手間と他の選択を諦めることで、不幸になります。
文明で生活は便利になったけれど、かえって不幸になっています。都市部に暮らすと、日常には、たくさんの選択肢があります。私たちが求めていたはずの豊かさです。ところが不便なはずの田舎暮らしのほうが幸福かもしれないと気づく人がいます。
自分を幸福にするためには、自分の有している選択肢に制限を掛ける、あるいは特定の状況に専念すればよいことが分かります。つまり行動の自由を制限することで、至福を味わうことができるのです。それが、日常生活の中の一部、たとえば1週間に一度、数時間であっても、至福を味わっておけば、その記憶が日常の生活を幸福に導くのです。