西中先生のご著書を読ませていただきました。「運の良くなるふつうのことを書いているよね」というような生半可なご本ではありませんでした。弁護士の立場で争いごとの始終を見てこられた先生が、人生で肝要な部分を著されています。争いをやめることを勧められる先生の切実な願いがよく分かります。だれもが日常に冒している罪、その解消についても、しっかり述べられています。
弁護士は、「争ってなんぼ」の世界の人です。理念では、そうではないはずなのですが。西中先生に、よくお会いします。「元気が良すぎて、何を言ってらっしゃるのかよく分からない」と言われるほどの元気なおっさんにも見えます。先日、先生と向かい合って座って、少しお話をさせていただきました。先生が、とても穏やかで、かわいらしいまなざしをなさっている、そして穏やかな口調でお話をなさることに気づきました。それで、すぐに読みたい思ったのです。