2017年01月18日

旧約聖書のヨブ記のテーマは、義人の苦難です

608px-Seghersjob.jpg

ヨブ記の中では、一般的悪魔の王と思われているサタンが神の僕として現れ、正しい人に悪い事を起こし、信仰を試します。義人の苦難は、信仰上で大切なテーマです。矛盾に満ちた鬼気せまる問答を繰り返しながら、ヨブの正当を証明することになります。神の怒りは、神について正しく語らなかった者たちに向けられます。信仰ゆえに誤る人間の意味にヨブは気づきます。神の活動の中心に人間がいるわけではないから、災いも愛の中に成立することが証明されるのです。

家畜などの財産、息子や娘たち、健康などのすべてを失ったのちに、それまでの倍となる羊一万四千匹、らくだ六千頭、牛一万くびき、雌ろば一千頭を持つことになり、同じ数の子供たちをもうけ、娘たちは国の中でもっとも美しく、彼は140歳で亡くなりました。寿命が、ヨセフ110歳、モーセ120歳、ヨシュア110歳と比べて、長寿を全うしたことが分かります。

「忍耐強いヨブ」ジェラルド・ゼーガース画
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%96#/media/File:Seghersjob.jpg
posted by ほうとく at 18:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする