だれでも食べ物に好き嫌いがあります。好き嫌いがはっきりしていない人もいれば、はっきりしている人もいます。そして、好きなものがはっきりしている人は、嫌いなものもはっきりしています。嫌いなものがないと豪語する人もいますが、そうした人は、嫌いなものを自分で料理もしませんし、食べようともしません。
食べ物の好き嫌いのはっきりした人とのおつきあいには注意が必要です。そうした人は、人の好き嫌いもはっきりしています。好き嫌いは、味の善し悪しに関係がなく、自分の感情に由来します。つまり人づきあいも、その人の善悪に関係なく、自分の感情によって決まっていくのです。
ですから、より良き人を見分けるには、一緒に食事をして、その好き嫌いを見れば、一目瞭然。ということは、自分自身のことも、食べ物の好き嫌いのあるなしで見え透いてしまうということです。