2015年12月28日

岩肌に氷

DSC_1461.jpg


今朝、参道の脇の岩肌に氷がはっていました。この冬、初めて見る氷です。たいてい、水たまりや水路の氷を見て、寒くなってきたなあと思うのですが、珍しいものを見せていただきました。
ラベル: 岩肌
posted by ほうとく at 09:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 花鳥風月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月06日

祈りはどこに届くのか

e9a6eb927c06a55c3e864daa1bffac25_s.jpg


12月の感謝祭で「祈り続ける」をお話ししました。その一部分です。

世界中のどこでも、いつの時代でも、人は祈ってきました。その相手は、神と呼ばれる人間を超えるものです。私たちの日常について思うところがあるから祈るのです。感謝かもしれませんし、悲嘆にくれた思いや怒りを吐露しているのかもしれません。かなえたい事柄の成就を願ってきたのかもしれません。

その祈りは、どなたが聞き届けているのでしょうか。宇宙創世のただお一人の方かもしれませんし、八百万の神々のどなたかかもしれません。それは祈る者がどの神に通じているかということなのです。

神の意のままに過ごしている方の祈りは、いつでもその神に通じることが想像できます。日常を神の意図に無関係に過ごしながら、ときどき祈っても、その祈りは通りにくいことでしょう。神さまが意地悪をしているのではなく、日常の波動圏が神々のそれと異なるために通じないというにすぎません。

神さまへの祈りを送り届けいたならば、日常的に神様の空気を帯びながら過ごすことです。穢れなき自分の思いは、自分の本質に似通った神が応えるのです。本来の自分を覆い隠すエゴを周囲に巻き散らかす方が祈っても、低い波動圏の何者かが反応するだろうということが分かります。

霊界のだれか、より偉大な神と呼ばれる方、あるいは、宇宙神と呼ぶ太陽系外の神、そうした方々の居場所が異なり、波動圏が異なるわけですから、祈るその先が異なることになるのです。

部屋の隅でくつろいでいるネコをそばに連れてきて、「ぼくは、仕事でつまずいてしまって、どうにもならないんだ。どうしたらいいのだろう。助けてくれないかなあ。」と言わないと思います。もし、そう言うのならば、その前に「お前には、分からないだろうけれど、聞いてほしいんだよ」と加えていることでしょう。

祈りを活かす一方は、ほんとうの自分をお伝えするのにふさわしい方に聞き届けていただくことです。もう一方は、解決を図る糸口に自分が気づくことです。

私たちが祈るときには、できることならしっかり理解してくださる方に、あるいは立派な方に聞き届けてもらいたいと思うわけです。自分の全身全霊で語ろうというその思いのありかは、どこでしょうか。自分のもっとも繊細で核心に及ぶ部位は、自分のもっとも奥底です。自分の奥底のそのままを祈りに託すには、頭の中でぐるぐる思いめぐらせたり、自分の外の何者かを想像することはできません。自分の奥底に潜もうとしたときに、どこかに触れた感じを受けるのです。自分のより深いところ向かうほどに、触れることのできるもっとも波動圏の高いところにカツッと当たるのです。それがそのままに届けられなければならないのです。ですから、いつでも自分のより深いところに行き着けるように心乱さないように整えておかなければなりません。

一方で、日常は理不尽に見えます。しかし、それを解く糸口は、いつも目の前にあります。それが見えるか見えないかは、それを自分が見るか見ないかだけの差です。糸口が見えないのは、自分のエゴなどに左右されて、見ないようにしているだけかもしれません。そこで、気づいても良いはずの解決の糸口を、日常のいつでも、気づけるようにすることが肝要だと分かります。自分のエゴに左右されることのない状態にしておくことです。そうしたときに表層的には理不尽に見える日常に深遠な解決の回答が用意されていることに気づくのです。

祈りが自分を整えます。そうすると、自分の思うところがどこかに及び、どこからか自分に回答が用意されるのです。そのどこからかが、宇宙神界のどこかかもしれませんし、太陽系神界のどこかかもしれませんし、あるいは霊界のどこかかもしれません。私たちは、そのどこかが、より高い波動圏にあり、よりほんとうらしいところであるように、と思っていることでしょう。ですから、自分を整え、同調するようにしておくのです。祈りの時間だけそうした状況に整えれば、その時間の影響を受ける範囲に限られます。日常をそうした状況に整えておけば、日常がその影響を受けることになるのです。

写真、「太陽からの愛・背景」by ナンバー
posted by ほうとく at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 神霊的世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月03日

宇宙の構造

bae91bc2d6c92bed152bf0402abf4f4f_s.jpg

感謝祭で、祈りについてお話するおりに、祈りの先、神々のおられるところを説明しました。

地上は、物的な私たち、人間が、他の多くの生き物とともに活動をしています。人間は、宇宙全体から言えば、物的な肉体にそれほど遠くないところに魂があって、そこでは、似た人たちが集っています。それが、霊界です。

宇宙の階層は、次のように分かれています。

・宇宙神界
・太陽系神界
・霊界

宇宙神界、太陽系神界、霊界の各階層は、明瞭に分かれています。地上から見れば、物的なこの世の上層に、あの世と呼ぶ霊界が、その上層に太陽系神界が、その上層に宇宙神界があるように見えます。しかし、霊的世界は、物的世界と異なる領域を占めているのではありません。霊界に物的世界を内包しているのです。

太陽系神界と霊界では、波動圏が異なります。太陽系神界の方が、より繊細な波動です。宇宙神界は、太陽系神界の外側になります。太陽神の影響を強く受ける領域が太陽系神界です。太陽のパワーは、とても強大で、地上にいると、そのかなたの微弱な宇宙神界の波動を受けにくくなります。

地表から500キロメートルまでの大気圏を含めて地球の領域とすれば、人間の多くの魂の所在は、その大気圏のきわめて地表に近いところです。その上層に太陽系神界があります。地上の人間が、祈りの対象にする神々の多くは、太陽系神界におられます。

宇宙神界は、太陽系神界の外側に位置します。その境界は、太陽系そのものが宇宙全体から強力に隔絶しています。宇宙神界には、神々の波動圏を持つ方々ばかりではなく、いろいろな波動圏の方々がいます。

地上にいると、幽霊などを見たり、邪霊と呼ぶものが、肉体に障ったりします。それらは、霊界の霊体です。魂そのものではなく、念のしこりのようなものです。一般的な人間や、人間に関わる多くの魂の所在が、霊界です。

霊界は、たくさんのエリアに分かれていて、それぞれの住人がいます。そのエリアは、別のエリアとの通路を持っていて、行き来が可能ですが、実際には、居心地の良い居場所から出る方はいません。

地上は、宇宙全体で物的存在が許された領域です。異なる波動圏の、あるいは異なるエリアの方々が、それぞれの個性をもって地上の物的な世界の肉体に関わっているのが人間です。ですから、霊的存在では出会えない方々と出会える特別な世界が、この地球なのです。そして、そこから見上げると霊界、太陽系神界、宇宙神界があるように見えるのです。
posted by ほうとく at 13:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 神霊的世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする