瞑想のガイドを務めて気づくことがあります。今日は、ある企業の研修会で、瞑想のセッションをさせていただきました。日常と異なる場で気づかされることが多いものです。
会社ではなく、当会の道場でもなく、公共の場所を借りての研修会。そこに40人近くの方がいらっしゃっていました。どなたにも最上の空気をお持ち帰りいただきたいと思い、場を整えようとするほどに乱れるのです。瞑想の時間は、わずか15分。その時間を最高にしたいと思うほどに気にかかることが出てくるのです。乱れるのは、結局、私自身なのです。そのことにしばらくの時間を費やしました。
それだけの方がいらっしゃると、瞑想状態に入りやすい方もいらっしゃれば、そうではない方もいるのです。その後者が気になって、何とかしなければと焦ると、かえって場が整わないのです。途中で気づいて、あり得そうな状況に整えて、初めて、落ち着きました。
もちろん、多少なりとも瞑想の空気を知っていらっしゃる方にとっては、十分ではなかったかもしれません。しかし、日常とセッションの瞑想状態をシームレスにつなぐということは、こういうことなのだと再認識しました。