2014年06月28日

仕事に疲れたときに先達がいります

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まじめに仕事をしている人たちは、自意識過剰で、しばしばストレスをため込みます。弱音を吐かないで仕事にがんばろうと努めているからです。

ただ仕事に疲れているだけだと思いたいのでしょうけれど、人生の指針に誤りや勘違いががあるのかもしれません。「先達はあらまほしきことなり」と徒然草の「仁和寺にある法師」にあります。

たわいのないことに見えながら、そこに生じている理不尽が大きなストレスになっているのです。頑張って仕事をして帰ってくると、嫁さんが自分勝手なことを言います。自分で仕事にがんばっていても給料が増えるわけではありません。残業がなくなってきたために給料が減ります。人のために役に立つと思って就いた仕事なのに、社内では、金儲けの話ばかりでした。こき使われるだけで、仕事に満足感がありません。勉強できると思っていたら、営業に忙しくて、時間が自由になりませんでした。

仕事への期待が大きかったせいか、仕事場でも家庭でも、その思いを整理できないせいか、会社への不満の思いが徐々に募ります。そうした思いを持っていることが体裁の悪いことだと自分で知っています。人さまに知られないように、そして自分で納得できるように、自分に言い訳をします。そうすると、その自分が惨めになります。

友人たちは、理解してくれているように見えます。ところが上辺だけだと気づくことがあります。恋人もそうです。結局、周囲にいるのは自分と同類の仲間であったというだけのことでした。

上司や両親に気づかれたくないと隠しています。元気に振る舞っても、いよいよ空元気(からげんき)でしかなくなります。

両親が亡くなっている人は幸いです。仏壇で、ほんとうの姿を見せるしかないのですから。両親がご健在ならば、どのように調整をすればいいのでしょうか。せっかく就いた仕事で、「辛い」「もうだめだ」とは言いたくないのです。心配をかけたくないからです。

3日目であきらめるのはもちろんよくないことでしょう。3週間でも、3カ月でも、あきらめないほうがいいのかもしれません。石の上にも3年。ということは、3年間は頑張る方がいいのでしょうか。

ご両親は、仕事や社会について、より多く知っていることでしょう。悩み苦しんでいる子供のことも、よく分かるはずです。だからこそ多くを尋ねないかもしれません。もし、一緒に暮らしていないのならば、一カ月に一度以上、顔を見せたほうがいいかもしれません。ご両親の空気を吸うためにです。それでも、両親に言えないことがあります。

苦しんでいる己の問題を、周囲のだれも解決できない。そうした問題が生じていることをだれにも知られたくない。そこで立ち止まります。ほんとうの答えに向けて思いめぐらせるのです。

そうすると、それまでの思いや考えが堂々巡りをしていることに気づきます。つまり自分が後生大事にしている常識やルールに誤りがあるのです。己の根幹が揺らぎ始めます。自分一人では心が折れそうになります。ここで先達が必要なのです。

photo 著作者:Joey L.
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2014年06月27日

天国の落ちこぼれ

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天国とおぼしき世界がある。あの世で、良い世界だといわれるところだ。地上での身分に関係なく、そこにふさわしい人たちが過ごしている。そこは、けっこう広い。

そこには、たぶん「天国」という看板はない。よさそうに見える「天国」という看板につられる必要はない。そこにふさわしい人が、そこにいるというのにすぎないのだ。地上に暮らす多くの人は、そこに足を踏み入れないほうがよい。

簡単な話だ。あまりに心地よさそうなので、そのところを訪れたとしよう。

かなたに阿弥陀如来さんが、蓮の咲くかぐわしいその地で、静かに座しているかもしれない。お見かけしたからといって、手を振り、「ちはっす(こんにちは)」と言っても答えはないだろう。

間近を見渡せば、だれもが物静かに同じく座して過ごしている。もしかすると、そこにお釈迦さんやイエスさんを見かけた気になるかもしれない。マイケル・ジャクソンがそこにいるかもしれない。光り輝くその人たちが、地上での有名人に見えたからといって、そうかどうかは分からないし、「サインをお願い」とせがむ者などいない。だいいち、文具屋さんも見当たらないので、サイン帳を用意することもできない。

たとえようもない柔らかい光に満ちて明るい。虫の羽音すらも聞こえないが、しかし、無音ということでもない。幾千年も、そこに座して過ごしている人たちの穏やかなこと。何もなく、ただただ過ごす日々の幸せを周囲は当然のように享受している。

天国と呼ばれるそこの住人に倣(なら)って、座してみよう。そこにふさわしくない人たちは3日もすれば、飽きるだろう。

「皆は何を考えているのだろう」「ちょっと歩き回ってみようかなあ」「うまいものを食べたいなあ」「恋愛はできないのか」「仕事はないのか」「読書はできないのか」、そして「やはり退屈だなあと」と思うことだろう。「退屈で退屈で死にそうだ」と思っても、そこ(天国のようなところ)で、死ぬことはできないだろう。幾万年も、幾百万年もそこに暮らすことになるのだ。そこにふさわしくない者には、そこは地獄だ。

天国のようなその世界は広い。その隅の方で、一人で暴れ回っている人もいる。地上で精一杯生きた人で、そこに住まうことが許されたのだ。彼を周囲のだれも気にも留めない。

photo by Infomastern
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2014年06月19日

当ブログの人気の記事は「事実に基づく歴史が国際的な整合性に必須です」

わたしは神官をしています。ですから、神さまごとの記事を多く書いてきたように思っています。ところが最近、一カ月以上にわたって、とてもよく読まれいている記事は、2013年8月13日の「事実に基づく歴史が国際的な整合性に必須です」なのです。

先月の9日頃から人気が出ているようです。どうしてなのでしょうか。

「事実に基づく歴史が国際的な整合性に必須です」
http://kamitohito.seesaa.net/article/371918244.html
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2014年06月17日

クリスチャンのお祓い

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当会は開祖さまの時代から、どの宗教でも、あるいは当会の神さまを信仰していなくてもかまわないということでしたから、今も、 別の宗教をお持ちの方や、信仰心もなくお越しの方もおられます。ご祈祷させていただくこともありますし、ご相談をお受けすることもあります。お祓いをさせていただくこともあります。

地縛霊が憑けば、クリスチャンでも身体の調子が悪くなります。キリスト教では、神は正しいと考えるので、不具合が出ると、悪魔の仕業(しわざ)だということになります。その場合、教会でエクソシスト(悪魔祓い)をしなければなりません。ところが、プロテスタントでは、エクソシストがありませんから、悪魔と見なす霊体が憑いたときに対処の方法がないことになります。

お釈迦さまの教えに従えば、見えもしないもの、分かりもしないものを扱ってはならないことになります。ですから、仏教徒でしたら、憑き物がだれかにせっかく憑いても、相手にしてもらえないので、勝手に退散するかもしれません。

プロテスタントの方で、憑き物を祓う必要がありそうでしたら、当会にお越しください。

photo : Jack Batchelor
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ダニエラ・コットが人気モデルになった3つの理由

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CELEBRITY PICTURES now
http://www.celebpicturesnow.com/

アルゼンチンのDaniela Cott(ダニエラ・コット)は、現在、活躍中の人気モデルです。彼女は、1993年にアルゼンチンのブエノスアイレスに生まれました。長身でスレンダー、そしてノーブルな雰囲気の彼女は、現在20歳です。

彼女がその地位を得たのは、偶然のように見えるかもしれません。ごみ拾いを生業としている彼女が、あまりに隔たりのある世界、モデルになってしまったからですから。それも、モデルになろうといていたのでもないからです。
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FMD
http://www.fashionmodeldirectory.com/models/daniela_cott/

アルゼンチンは、とても貧富の大きな国です。彼女は、カルトローネでした。それは、極めて貧しい階層です。捨てられた段ボールやビンを集め、リサイクル業者に売って、生計を立てている人たちです。

彼女は、そこに生まれ、13歳になったとき、親のしているその仕事を自分からすると言いだしたのです。ゴミの中から、彼女が気に留めていたのは、捨ててある雑誌に載っている高級なインテリアの記事だったのです。そして、「このままではいけない、何かをしなければ」と思っていたといいます。

自分から、目の前にある仕事をしようとしたこと、現実の自分に無関係に見えることでも興味あることを意識していたこと、自分が現状を変えようとしたこと、この3つが彼女を変えたのです。

15歳のとき、ゴミを漁っていたある夜、ガラスで手に傷を負ったのです。その手の傷の手当てをした女性が、デザイナーのマリーナ・ゴンザレスです。そして、知人のモデルエージェンシーに紹介し、アメリカのElite Model Managemento(エリート・モデル・マネジメント)が主催する国際モデル大会に出場し、優勝したのです。シンディー・クロフォードなど世界的に有名なモデルを輩出するElite Model Look(エリート・モデル・ルック)に彼女は所属しています。

そして、現在、彼女が家族の生活を支えています。
posted by ほうとく at 18:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々精進 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする