2012年10月08日

大きな祭りに威勢よく参加する男性に事故がないようにお守りを女性が用意します

秋は祭りの季節です。全国各地に大きな祭りがあることと思います。当地、播州にもたくさんのお祭りがあって、多くの神社で秋季例大祭が行われます。「灘のけんか祭り」など、とくに浜手では威勢のよい祭りが多くあります。

この播磨の浜手では、お正月よりも秋の祭りが大事なのだと口をそろえて言われます。ですから、どなたもが、そのお祭りに合わせて準備を進めています。

神輿(みこし)を練る場を見る桟敷(さじき)で、家族、親戚、あるいは知り合いをもてなすために大活躍をしているのは、女性です。

祭りでは、怪我などの事故も時々あります。祭りに出る男性は、それも本望などと言います。また祭りの役を負えば、無事つとめあげなければなりません。

女の人には、祭りに直接に係われないところで、たくさんの部分を受け持っていて、心配ごとも尽きません。

秋の祭りが近づいてくると、それぞれの地域のお祭りに参加される男性の奥さまやお母さまが、祭りで事故がないようにと、お守りを求めて当会にお越しになることもよくあります。それをご主人様やお子さまに持たせるのです。法被(はっぴ)やまわしのどこかにお守りを忍ばせていただいているようです。

あるいは大事な役につかれた方が、その役を無事につとめあげられるようにと、その奥さまから、心願成就の祈祷を頼まれます。

大事な祭りのために、どなたもがそれぞれの役割を果たします。それはご家族であっても、分担があるのです。当会のことをよくご存じの男性でも、秋の祭りのために、当会でお守りをお求めになったり、ご祈祷をご依頼くださることはあまりなく、多くは奥さまだやおかあさまがお越しになります。

ご祈願やお守りが十分に役割を果たし、それぞれの地域のお祭りで、どなたもがそのお役を果たし終え、また無事に神輿をかいていただけることをお祈り申し上げます。
posted by ほうとく at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ・神さまごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする