2012年05月30日

死んでも命がありますように

命がなくなることを死といいます。しかし、よく聞く言葉に「死んでも命がありますように」があります。歳を召された方が、戯(ざ)れてよく言っていたように思います。

江戸時代の大田蜀山人の作といわれます。

嫁は十八わしゃ二十歳 ころは三月花の頃
へらぬお金が三百両 むすこ三人親孝行
死んでも命がありますように

どの部分も、とてもすてきなわがままです。そうあればよいのですが、どれもそうはいきません。

嫁さんも自分もいずれ歳をとることでしょう。新暦では4月、5月ごろのことでしょう。その花のころがずっと続かず、一年の周期で巡ります。減らないお金が、今なら3000万円という感じでしょうか。親孝行の息子が3人いる。極めつけは、死んでも命がありますようにとは、いかないことでしょう。
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2012年05月29日

「草原の王朝 契丹」に行ってきました

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先日「草原の王朝 契丹(きったん) 美しき3人のプリンセス」を大阪市立美術館(6月10日まで)でみてきました。

一日中、雨が降ったりやんだりの天気のなか、天王寺公園の美術館へのゲートから美術館正面までも遠い感じがします。

10世紀から12世紀、中国に遼を建国した契丹の展覧会です。何年も前に京都で展覧会があったときには、そのなかの一人のプリンセスのものをどっさり展示してあったのですが、今回は、厳選された良質の展示物ばかりでした。

歴史のたった一コマのことかもしれません。豪華絢爛な展示物に目も奪われますが、それでも当時の人間の生々しいドラマ、職人の息づかいが感じられます。

人間関係を示す展示はほとんどありませんが、丹念に系図を作り、できごとを追えば、どれほどにか華々しく、いとおしく、悲しく、あるいは悔しい物語がつづられていることかと感じ入ることになります。

大阪市立美術館 特別展 草原の王朝 契丹  http://www.osaka-art-museum.jp/special/kittan.htm
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2012年05月25日

はじめての方でも自分になじむ神殿を見いだしていただけます

先日、遠方より始めてお越しになった3人のご家族の皆さまがいらっしゃいます。癌の平癒を願って来られたご様子でした。

当会には、裏山にある聖霊殿(本殿)、本部道場の二階の神殿、一階の神殿があります。

そのご家族は、聖霊殿にお参りになって、道場の神殿にお参りされたいとのことでした。二階、一階の神殿をご案内しました。そして、一階の神殿でお祈りをされました。

始めてお越しになった方が、そのご家族にもっともなじみやすい神殿だと思える場を選ばれたことは、とてもすてきなことです。そしてご家族の皆さまが揃ってお祈りをされたご様子を見れば、どなたもがお幸せであってほしいと願わずにいられません。
ラベル:神殿 なじむ
posted by ほうとく at 13:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ・幸福 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

親孝行と癌封じのお守り

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大草原の大きな木 by Coo-CAT
フォトライブラリー : http://www.photolibrary.jp/


先日、あるご夫婦がはじめてお見えになられました。とても気持ちよい気分でお参りいただいているのが分かります。

お話を伺いました。先日、お医者さんから余命いくばくかのガンの宣告を受けたというのです。そのお子さまは、当会のがんのお守りをおとうさまにお渡しになったというのです。そして、病院に入院し、再び検査をすると癌ではないというのです。

それで嬉しくて、当会にお礼参りにお越しになられたというのです。

神様のご配慮は、その端々にまで行き届いているのだなあと私は思ったのです。無口で、神社などにも行かない子だと、おかあさまは言います。そのお子さまが、口先で調子のいいことを言うわけでもなく、ほかにできることがないからこそ、神頼みをなさるのです。

癌封じのお守りをお求めになったお若い方に思い当たる方がいらっしゃいます。その時、私が対応したのです。播州では珍しく、雨の日が連続しているころのことでした。こざっぱりした作業服を着て、落ち着いた感じのお若い方が玄関にお立ちになっていました。上がっていただき、癌のお守りをご用意しました。お仕事に行かれる前にお越しになったのかもしれません。お守りをご用意させていただく時に、私は、ご加護があることを願うばかりでした。

その方が、その日、当会に向かって自宅を出かけられる時には、強い雨が降っていたのではないかと想像できます。それでも意を決して来られたのだと思います。当会に到着した時には雨が上がっていました。「大丈夫だよ」というおしるしにも思えます。

そのお子さまは、よけいなことを何もおっしゃられませんでした。お守りをおとうさまに渡すだけのことであっても、万感の思いがあってのことと想像できることです。その後、ご両親のお話を伺って、すばらしい親孝行だと思いました。そして、その子さまをしっかり見守り、思いを受け取られるご両親もすばらしいと思ったのです。
posted by ほうとく at 12:51| Comment(0) | TrackBack(0) | ・お守り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月05日

「新社会人に伝えたい10のこと」をご紹介します

これから門出だという若い方が、大人からの祝福の言葉を聞いて、がっかりすることも多いでしょう。しかし、大人には伝えたい重要なことがないのではないのです。伝えたいことをうまくまとめることができなくて、若い方にうまく伝えることができないのです。

しかし、Charles Wheelanが見事にその骨子を作っていらっしゃるので、ご紹介します。

posted by ほうとく at 00:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ・就職活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする