2015年07月16日

デイブ・ブラックがスポーツ競技の写真家になったわけ

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デイブ・ブラックDave Blackは、スポーツフォトグラファーです。彼は、『スポーツ・イラストレイテッド』『タイム』『ニューズウィーク』などの出版物や米スポーツ専門チャンネル『ESPN』などに、34年間、スポーツ写真を収め続けてきました。彼は、はじめから写真家になろうとしたのでしょうか。

「世界の写真家たち」によると、「大学でデッサンとグラフィックデザインを学び始めた頃は、将来は書籍や雑誌のイラストレーターになりたいと考えていました。専攻分野の履修科目にモノクロ写真の授業があり、その講師を務めていた写真学科長が私の撮った写真を気に入り、学科長のはからいで私は小さな撮影を任され、暗室作業に親しむようになりました。当時体操選手だった私は、コーチを務めるかたわら、選手達の写真を撮り始めました。撮影技術の習得に努めるうち、1980年のある日、米国代表体操競技チームから公式フォトグラファーにならないかという申し出がありました。子供の頃から体操を続けていたこともあり、私は迷うことなく申し出を受けました。
(中略)
駆け出しの頃、写真についてはそれほど詳しくありませんでしたが、自分の撮影テーマである体操についてはあらゆることを知っていました。フォトグラファーにとって、被写体についてできるだけ知っておくことはとても大切です。」

彼は、みずから体操選手であり、体操に詳しかったのです。写真を撮ることについては、みずからが撮ろうとしたのではなく、撮らざるを得ない状況があったり、申し出を受けたにすぎないのです。

何かについて詳しいこと自体ではなく、それを求める環境に応じることが、利益をもたらすのです。彼の写真はファインアートです。彼が利益を求めるがために何かに迎合するという方法を選ばなかったが故の際立つ特異さだと思えます。そして、その環境に甘んじることなく、なおみずからの身体も鍛えているのです。

彼は言います。
「一枚の素晴らしい写真を撮ることができたときの気持ちは、言葉では表現しがたいものです。心の奥底でそれを感じ、達成感からこの上ない喜びが得られます。それは、観衆、選手、メディア、会場の熱狂など、私の集中力を妨げる大きな渦に対する勝利だと言ってもよいでしょう。一枚の決定的写真を撮るには、すべての雑念から離れ、ある一瞬、そして大抵は一人の被写体に対して、集中力を高めなければなりません。」

そうした「大きな渦」は、私たちの日常につきまとっています。そのために特別なときに十分なパーフォーマンスができなかったり、日常がより良い状態に向かわなかったりするのです。

写真 Dave Black  
http://www.nikon-image.com/enjoy/life/nps/magazine/worldphotographer/dave_black/

Dave Blackが使用しているカメラ
posted by ほうとく at 10:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ・幸福 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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