2012年09月08日

探求会「名月にかぐや姫と月読命を考える」(ホテル日航姫路、9月15日(土))にお越しください(facebookより転載)

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お月見は、中秋の名月、旧暦の8月15日から16日にかけて満月を見て楽しむものです。今年は、9月30日が十五夜です。雲などで月が隠れて見えなくても無月(むげつ)と呼び、また、雨が降れば、雨月(うげつ)と呼び、月が見えなくてもほの明るい風情を楽しみます。

探求会では、かぐや姫が月に帰っていく幻想的、かつリアリティーのあるシーンや、記紀で極度に扱いの少ない月読命を扱います。

皆さんご存じのあのかぐや姫は、中秋の名月の夜に、月に帰っていきます。9世紀に書かれたといわれる日本最古の物語「竹取物語」です。
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翁が竹林で、見つけた女の子を育てたところが、この世の者とは思えない美しさの女性に育ち、たくさんの男性がかぐや姫と結婚したいと思いました。夜昼となく通いつづけた5人の公達(きんだち)、それぞれに、かぐや姫は、話にしか聞かない珍しい宝を持ってくるように伝えました。そして、だれもがその持参に失敗しました。

そのことが帝に伝わり、神輿(みこし)に載せて帰ろうとしましたが、一瞬の内に光となり、連れ帰ることができませんでした。3年たって、かぐや姫は、自分は月の都の人だから、8月15日に帰らねばならないと言います。また「そのような所(月)へ行くことも、嬉しいとも存じません」とも言います。

その夜、子の刻(午前0時)に家の周りが昼より明るくなり、月の人が地面から5尺の高さで立ち並んでいます。月の王は、屋根の上に飛ぶ車をつけて、かぐや姫に天の羽衣を着せて乗せました。帝の2千人の軍勢は何もできませんでした。かぐや姫は手紙、不死の薬を残しましたが、帝は、かぐや姫にもう会うこともないのだから不死の薬も意味はないと、月に一番近い富士山で手紙と不死の薬を焼かせました。

かぐや姫の要求を満たせなかった5人の内3人は実在で、他の二人も名前などから推定されています。その5人は壬申の乱の功臣で、天武天皇、持統天皇に仕えています。

月の人であるかぐや姫の話は意味深長ですし、月の人たちの現れ方は、ほんとうに宇宙人と遭遇して書いたかのようです。

比較神話学では、太陽と月の兄弟はよくあることです。中国の盤古伝説には、盤古が死して、その左目が太陽に、右目が月になった話があります。「古事記」ではイザナギの右目が月読(ツクヨミ)命が、もう片方の目から天照大神が、そしてさらに、鼻からタケハヤスサノオノミコトが生まれたとされます。それが三貴子です。

天照大神、スサノオノミコトの記紀でのいろいろな活躍をどなたもご存じですが、月読命の記述は極めて少ないのです。記紀の神話の編纂時の人の営みに何があったのでしょうか。

中秋の名月。私たちは地上から月を仰ぎ見て、月の都に思いを馳せ、また地上世界の人の営みに思いを馳せてみませんか。

今回の探求会では、お月見の意味を説明し、一方でかぐや姫と月読命を詳説します。そして、古代の日本の成立に関わる部分を読み解いてみます。

どなたさまでも、お気軽にお越しください。そして十五夜にはお月見を楽しみましょう。


□日時 / 9月15日(土) 午後1時半から午後3時半
□場所 / ホテル日航姫路1階ファウンテン個室
・電車  JR姫路駅 中央改札口南へすぐ/山陽電鉄姫路駅より徒歩5分
・お車  姫路バイパス姫路南インターチェンジより車で3分
□費用 /1万円 (参加時にお支払いください)
□講師 / 中澤鳳徳
・参加される方は、電話などでお知らせいただけると幸いです。
http://syusei.or.jp/gijyuku.html
修生会 〒672-8023 兵庫県姫路市白浜町甲2379
電話 079-245-0780

写真「すすきと仲秋の名月」by フォト僧 さん
フォトライブラリー : http://www.photolibrary.jp/
posted by ほうとく at 11:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ・修生義塾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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