2011年09月30日

蜜入りリンゴの「蜜」は、完熟した証です

果物屋さんの店頭を珍しい果物が賑わせていますが、リンゴはなじみ深い果物です。

原産地は中央アジアの山岳地帯から西アジアにかけての寒冷地のようですが、日本にも平安時代以前に中国から入ってきて、現在、和リンゴと呼びます。現在、私たちが店頭でよく見かけ、おいしくいただくのは、原産地のリンゴをヨーロッパで品種改良して、明治時代以降に日本に入ってきた西洋リンゴと呼ばれるものです。

「ふじ」は生産量がとても多いので、なじみのある品種です。その「ふじ」では、果実中心部が深黄色になっているものがよくあります。「蜜」と呼び習わされています。

それを腐っていると思う方もいらっしゃるようです。あるいは注射器でハチミツを注入しているといううわさもあります。

蜜は、葉の光合成によって作られたソルビトールが果実内部で細胞の外にあふれたものです。ソルビトールは糖分の一種です。といいながら、蜜の部分がとくに甘いということはありませんが。

蜜は、完熟した証で、収穫から日が経つにつれて消えます。糖度の高い果糖に変化して果実に溶け込むからです。そのころが食べごろでしょうね。外からは見えませんが。
posted by ほうとく at 11:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 花鳥風月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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