2011年02月28日

「おしるこ」と「ぜんざい」は、関西と関東では異なります

お正月に用意したお餅を入れたぜんざいをいただく機会があります。小豆の粒の感触も心地よいものです。甘さを極めるために、塩昆布を添えていただくこともあります。冬には温かくおいしいものです。おしるこは、漉し餡(こしあん)でできています。私は少し小振りな器でいただきます。

という話は、関西の話です。「おしるこ」と「ぜんざい」は、関西と関東では異ります。関西のぜんざいは、関東で言う小倉汁粉で、お餅などが入ったものです。関西のおしるこは、お餅などが入っていないか、気にならないほどの御前汁粉と関東で呼ぶものです。

関東で言う「汁粉」は、漉し餡の「御前汁粉」と、つぶし餡、あるいは粒餡(つぶあん)の「田舎汁粉」「小倉汁粉」を含んでいます。「善哉(ぜんざい)」は、餅や白玉に粒餡を添えたもので、汁物ではなく、関西で言う「亀山」のことです。ぜんざいは、餅や白玉を含んでいるのですが、関西では、汁物で、関東では、そうではありません。

関西の人から言うと、汁粉と呼ぶのに「小倉」汁粉に粒餡が入っているのはおかしい、ということになります。関東の人から言うと、小倉汁粉を汁物ではないはずの善哉と呼ぶのは、おかしいことになるのでしょう。

関西のおしるこは、餅が入っていることが前提ではありません。しっかりお餅などを入れてあるときには、「こしあんのぜんざい」です。


  関西                    関東
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(お)しるこ(漉し餡、こしあん)   御前汁粉(漉し餡、こしあん)

ぜんざい(粒餡、つぶあん)      田舎汁粉、小倉汁粉
  餅、白玉が入っている         (つぶしあん、粒餡)
     
亀山                 善哉



私が見慣れている表記は、「おしるこ」「ぜんざい」です。「しるこ」「ごぜんしるこ」は見たことがないけれど、「汁粉」「御前汁粉」の表記は、よく出てくるので、平かな、漢字の表記に分けてみました。
posted by ほうとく at 16:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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