2010年05月26日

あなたが、人生のドラマの主人公だ

私たちの一人一人の人生は、その人の運命にゆだねられている。持ち合わせた自身の力と環境によって、得るものを得て、捨てるものを捨て、生涯を終える。

すばらしい友人たちと遊んだ、学んだ、恋愛をした、高い社会的地位を得た、経済的に豊かになった、新しい価値を創出した、感性で社会を豊かにした、職人技を後輩に教えた、法律を変えた、業界を変えた、伴侶を得た、ケーキを作った、病に臥した、ケンカをした、レースのテーブル敷きを買った、花を摘んで部屋に飾った、家族のために家を建てた、看病をした、子供を学校にやった、介護をした、墓を建て直した。

ときどき、嬉しくて、楽しくて、でも多くは、辛くて、面倒で、悲しい。一人ひとりが、何にも買え難いすばらしい思い出を抱えている。その一つひとつが、自分自身と周囲の接点で生じている。

その生涯は、自分のドラマだ。真っ只中にいる自分には筋書きが読めない。どれもこれもが伏線になっていて、すべてが必要だったのだ。あとになってその筋書きが分かる。生涯は、なんとドラマチックなのだ。

自分一人じゃない。自分の舞台のために、だれもが力を貸してくれている。総監督の意図は、ステージでは理解しきれない。主人公の自分は脇でゆっくり休んでいられない。自分がその役を全うすることで精一杯。すべてを終えて、緞帳が降りて、照明が落ちる。そこではじめて台本を通しで見せられる。死を迎えて、けっこういい役だったなあと思いたいものだ。
posted by ほうとく at 20:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ・幸福 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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