おめでとう 蝶と花 by なーす★ さん
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春の一歩手前のこの時期、受験の合否の報告が多い。長期間に渡って、あるいは短い期間でも、合格のためにご祈願をさせていただいている皆さまの電話や参詣が多くある。
ある男の子が某大学に行くことになった報告を電話で聞いた。目指した大学に落ちたことは分かった。だがそれに触れにくい雰囲気だった。本人ががっかりしているのには間違いがないのだから。
受験勉強をしている間、ご祈願をしてきた。からだの不調も克服し、共通一次試験の結果も十分に芳しいものになった。彼の努力は報われているようにみえた。神さまのおかげだとも思える。
そのために本人はさらに難関の大学を受験したいと思った。成績から言えば、合格しても不思議ではなかったかもしれない。
だが、神さまは、その大学が合わないことを告げていた。そして不合格になった。
この春から行こうとしている大学は、彼には、ほとんど最善の学校のように思える。
今回の一時的なしこりが癒(いえ)えれば、どれほどにすばらしい大学生活が用意されているのだろうと、私はとても楽しみにしている。
彼は、何かに気づいたはずだ。受験勉強とは異なることで学んだことを、いつか報告してくれるかもしれない。
神さまは、入学試験の難易度に関係なく、彼に似つかわしい学校を見ていらっしゃり、そこにきちんと誘導してくださるのだなあと感心した。